どうして精力アップにニンニクがいいの?

 

精力アップする食材と言えば、誰もがニンニクをイメージすると思います。

 

昔ながらのラーメン屋さんには、ニンニクをたっぷり使ったスタミナ定食というメニューがあることも。「どうにも調子が優れないな」とか、「ここ一発元気を出したいな」というときに、ニンニクの丸焼きを食べたことがあるという人もいるはず。

 

心身の活力をみなぎらせたいときにはニンニクというのは誰もが知っていることですが、いったいニンニクの何が体を元気にするのかをご存知ですか?

 

ニンニクには疲労回復・滋養強壮・強制に役立つ成分がたくさん含まれています。ビタミンA、C、B群、ミネラル類、アミノ酸などあげるときりがありません。その中で、特に注目すべきなのが、アリシンというニンニク特有の化合物と、ビタミンB6です。

 

疲労回復にはニンニクと言われている要因となる成分がアリシンです。

 

ニンニクのあの香りは、アリシンがもとになっています。アリシンには、「ビタミンB1の吸収促進」、「代謝の活性化」、「抗菌・抗酸化」作用があると言われています。ニンニクを食べると、糖質の代謝が活性化されて、活動するエネルギーが沸いてきます。

 

癌の予防や免疫力アップ、脂肪燃焼、アンチエイジングにまで効果が期待できるのです。

 

ただし、アリシンの抗菌作用はとても強くて、生のニンニクを大量に食べ過ぎると、腸内細菌が死んでしまってお腹の調子が悪くなる可能性があるので注意が必要です。

 

ビタミンB6は、水溶性ビタミンの一つで、体の中で重要な作用をしています。その中で特に大切な作用が「神経伝達物質」と「ヘモグロビン」の合成です。

 

神経伝達物質のドーパミンやGABAは、様々なサプリメントに含まれている成分として耳なじみがあるかも知れません。

 

実は、これらの物質は体内で作られているのです。

 

ビタミンB6が不足すると合成される量が少なくなってしまうため、サプリメントで補うようになるのですが、ビタミンB6さえしっかり取っていれば体内で合成できる物質なのです。

 

ヘモグロビンは、赤血球にある色素です。血が赤いのはヘモグロビンの色です。

 

このヘモグロビンには血を赤くするだけでなく重要な役割があります。それが酸素の運搬です。

 

運動すると呼吸が激しくなるのは、細胞に酸素を運ぶためだということはご存知でしょう。

 

しかし、いくら呼吸をしても、ヘモグロビンがなければ酸素は運べません。

 

もしもヘモグロビンがなくなってしまうと、酸欠で全身の細胞が死んでしまうことになるのです。そんなヘモグロビンを作るのをビタミンB6が補助しています。

 

あまりにもビタミンB6が不足すると、うつ状態や痙攣などが起こったり、認知症の原因となる可能性も指摘されています。

 

このように体内で重要な役割をする「アリシン」と「ビタミンB6」がふんだんに含まれているため、ニンニクは体に良く、精力アップに最高なのです。

 

精力アップにニンニクが良かった例はあるのか?

 

ニンニクに含まれるアリシンとビタミンB6の精力アップ効果は古くから知られていました。

 

そして、現在ではその効果が科学的に解明されています。
 まず、アリシンにはビタミンB1の吸収を良くし、効果を高める働きがあります。

 

ビタミンB1が足りないと脚気などの病気になってしまいます。

 

しかし、ビタミンB1は水溶性ビタミンなので、簡単に体から排出されてしまいます。

 

ところが、アリシンと反応すると、体内に残りやすくなり、より強い作用をするようになります。

 

これを応用して、各種栄養ドリンクにはアリシンとビタミンB1や、その二つが反応してできるアリチアミンが入っていることが多いです

 

。今、コンビニやスーパーで買うことのできる効果的な栄養ドリンクやエナジードリンクが開発されたさいに、ニンニクの成分が注目されたという歴史があるのです。

 

ビタミンB6が合成に作用している「神経伝達物質」と「ヘモグロビン」も精力アップには欠かせません。神経伝達物質のドーパミンやGABAがどんどん作られれば、やる気もアップします。

 

より熱意にみなぎり、ストレスに強く、行動力にあふれた思考に向かうことができます。

 

スポーツ選手が高山でトレーニングするのは持続力を鍛えるためです。持続力というのは息切れせずに頑張りきる力のことで、赤血球の数、ひいてはヘモグロビンの量に関わっています。

 

いくら過酷なトレーニングをしても、ヘモグロビンを合成できなければ持続力は得られません。

 

ビタミンB6はヘモグロビンの合成の第一段階で重要になる成分なので、充分に摂取しているとヘモグロビン合成はより活発になります。

 

このアリシンとビタミンB6を同時に摂取できるので、ニンニクを食べれば、より精力的に物事に取り組める体力がつきます。

 

 

漢方薬としてもニンニクは使われています。

 

「大蒜」と呼ばれる生薬がニンニクです。疲れた胃腸を助けて消化吸収を促進したり、体の冷えを改善したり、やる気を引き起こすといわれています。

 

あまりにも滋養強壮作用が強いので、古い時代には「煩悩を引き起こす食べ物」として僧侶が食べることを禁止されていたほどです。また、ニンニクと同じアリシンを含む、ギョウジャニンニクという山菜は、山ごもりで弱った僧侶が体力を取り戻すために食べたとも言われています。

 

ここぞと言うとき、やる気を出したいときにはニンニクを食べれば、精神的にも肉体的にも精力がみなぎってきます。

 

働きすぎで元気が出ない。年をとって体力がなくなった。何となくやる気が出ない。

 

そんな人がニンニクをたっぷり食べると、早い人は翌日には力が沸いてくるのを感じるのだそうです。

 

精力アップに良いニンニクのレシピ

 

調味料としてニンニクを使う場面はたくさんありますが、ニンニクをより効果的に摂取するためのレシピを紹介します。

 

ニンニクの働きを高めるには、ビタミンB1と一緒に摂取するのがオススメです。

 

ビタミンB1が多く含まれる食品は、豚肉、牛乳、緑黄色野菜などです。

 

まずは豚肉を使ったシンプルな料理として、ガーリックポークステーキを紹介します。

 

名前の通り、豚肉のステーキです。

 

用意するものは、豚ロース200グラム、ニンニク2粒、塩・コショウ、醤油、油(ごま油、バター、オリーブオイル等)です。

 

ニンニク1粒を薄くスライスし、芯を取ります。もう一粒はすりおろしておきます。

 

粒ニンニクがない場合は、チューブの下ろしニンニクをティースプーン各2杯分を使ってください。

 

フライパンに大さじ1の油をしいて、スライスしたニンニクを入れてから火をつけます。

 

ニンニクの香りが立って、少し茶色っぽくなってきたら、火を止めて、豚肉を油の上に起きます

 

。炒めたニンニクは肉の上においておきます。片面に火が通ったら、肉をひっくり返して焼きます。

 

ニンニクはフライパンの端でチップス状になるまで焼いてください。おおよそ火が通ったところで、塩・コショウを前面になじませます。

 

もう一度裏返して裏面も同様にします。

 

おろしたニンニクをフライパンに追加して、ニンニクチップ、豚肉、おろしニンニクをからめるように混ぜます。

 

最後に醤油をフライパンの壁面から伝わせるようにして、小さじ1ほど加えたら完成です。

 

使う油を変えるだけで、中華風味(ごま油)、洋食風味(バター、醤油の代わりにケチャップ小さじ2も良い)、イタリアン風味(オリーブオイルにバジルを添えても良い)と違った味を楽しめます。

 

スタミナをつけるメニューです。

 

もう一つ、精力アップに加えてヘルシーなレシピで青菜のニンニク炒めを紹介します。

 

用意するものは、青菜2株(小松菜、チンゲン菜、ほうれん草など)、ニンニク1かけ、塩・コショウ、ごま油小さじ2、日本酒大さじ1です。

 

ニンニクは厚めにスライスし、スプーンの裏でつぶします(つぶしにくければ、みじん切りにする。チューブニンニク適量でも代用可)。

 

それを熱した油に入れ、香りを立てます。

 

洗った青菜を一口大に切り、水を切らずに入れます(油ハネに注意)。

 

10秒ほど加熱して油が落ち着いたら、日本酒をかけて、青菜がしんなりするまで炒めます。

 

日本酒が蒸発しきる前に塩・コショウを振りかけて味を調え、水気をしっかり飛ばせば完成です。

 

青菜やニンニクの旨味がしっかり出るので、余計な味付けはいりません。

 

豚肉や炒り卵を加えて醤油やソースを少々入れても美味しく、より良い栄養摂取ができます。


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