自律神経の安定
にんにくによる食欲増進効果
自律神経の乱れとは?
にんにくに含まれる成分には自律神経を安定させるために効果的です。
自律神経については、「体調が悪いのは自律神経が乱れているからだ」などと感じたり、他人から言われたりした経験がある人は少なくないと思います。
ですが、「自律神経の乱れ」とはどういうことなのかイマイチ理解していない人も多いのではないでしょうか。
自律神経は自分の意思とは関係なく働く神経のことで、交感神経と副交感神経の2つがあります。
血液や内臓の正常な働きには欠かせない神経で、かつ呼吸、体温調整、ホルモンバランスなど実にさまざまな機能を支えています。
つまり「自律神経が乱れている状態」というのは、ストレスや睡眠不足などが原因で交感神経と副交感神経のバランスが崩れており、これらの機能が正常に働いていない状態のことを指します。
にんにくが自律神経を安定させる理由
にんにくに含まれるアリシンという成分とビタミンB1には、さまざまな効果が期待できます。
この効果が血液やストレス・疲労などにうまく働きかけることで、自律神経の乱れを解消できると言われています。アリシン、ビタミンB1には次のような効果が期待できます。
○ビタミンB群(特にB1)による疲労回復の効果
○アリシンから生成されるスルフィド類による動脈硬化の予防
○冷え性の予防による血液循環の改善
○免疫力の低下予防(NK細胞の活性化)による血液・内臓機能の働き維持
こうした効果が互いに作用し合うことで、交感神経と副交感神経のバランスを安定させることにつながります。
自律神経安定のためににんにくを食べるのであれば「黒にんにく」がオススメです。
黒にんにくには上記で紹介した4つの効果の他にも、豊富に含まれるポリフェノールやS-アリルシステインといった成分による活性酸素除去の効果が期待できます。
活性酸素が多く溜まることは、細胞を老化させたり疲労を蓄積させたりする原因です。
そして当然これらも自律神経のバランスを乱す要因となるため、日頃から予防することが大切です。