にんにくのカロリー・ビタミン・ミネラル・食物繊維

にんにくが含む栄養素とその効果

 

にんにくに含まれる栄養素は30種類以上です。

 

ここではそのうちの4つである、エネルギー、ビタミン、ミネラル、食物繊維の栄養素について、100g当たりの含有量や期待できる効果を見ていきます。

 

(含有量は文部科学省が提供する「日本食品標準成分表」の2010版と2015版を参考にしています)

 

 

エネルギーやカロリー


100g当たりには136kcalのエネルギーが含まれています。

 

エネルギーは人間が活動する上では欠かせない栄養です。

 

にんにくにはエネルギーの消費を正常に保ったり促進させたりする栄養素が豊富に含まれているため、効率的にエネルギーを吸収することができます。

 

ビタミン


にんにくには豊富なビタミンB群とビタミンCが含まれています。

 

100g当たりで言うと、ビタミンB1 は0.19mg、B6は1.53mg、ビタミンCは12mgです。

 

ビタミンB群は血液をサラサラにしたり古くなった細胞を作り変える代謝機能をアップさせたりといった効果が期待できます。

 

ビタミンCには抗酸化作用があります。

 

体を老化させたり血圧を上昇させたりする原因となる活性酸素を除去してくれるため、生活習慣病や美容にも効果的な栄養素です。

 

ミネラル


一口にミネラルといっても種類があります。

 

にんにくに含まれるミネラルとして代表的なのはカルシウム、マグネシウム、鉄、リン、カリウムです。

 

それぞれ100g当たり、カルシウム14mg 、マグネシウム24mg、鉄0.8mg、リン160mg、カリウム510mgです。

 

お分かりの通り、にんにくにはカリウムが特に多く含まれています

 

。カリウムをはじめとしたミネラルには、高血圧予防や自律神経のバランスを整えるといった重要な役割があります。

 

食物繊維


100g当たりには5.7gの食物繊維が含まれています。

 

食物繊維には糖質の吸収を穏やかにして血糖値の上昇を抑えたり、不要物を体外に排出する機能を正常に保ったりする働きがあります。

 

この食物繊維も、ビタミンやミネラルといったにんにくに含まれる他の栄養素と一緒に摂ることで、相乗的な健康効果が期待できます。

 

また、これら4つのように元々含まれている栄養素の他に、調理の過程で発生するアリシンやジアリルジスルフィド(DADS)といった成分もあります。

 

アリシンとDADSはにんにくの高い健康効果を発揮するために特に重要な成分なので、覚えておきましょう。


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