ニンニク風呂について

にんにく風呂の効果

 

にんにく風呂の効果とは?

 

にんにくを入れたお風呂、いわゆるにんにく風呂は、アトピー性皮膚炎、湿疹、慢性疲労、冷え性などに効果的と言われます。

 

ネット通販やスーパーなどでも薬用入浴剤としてにんにくの成分が入っている種類がいくつかああります。

 

特にアトピー性皮膚炎で悩んでいる人は、「にんにく風呂がいいよ」と聞いた経験が多いのではないでしょうか。

 

事実、アトピー性皮膚炎に効果的と言われる理由は、にんにくの成分には肌を保湿したり炎症を抑えたりする効果が期待できます。

 

アトピー性皮膚炎の肌は、バリア機能や免疫調整の機能が低下している状態にあります。

 

このような肌はアトピックドライスキンと呼ばれますが、文字通り「ドライ(乾燥)」はアトピーの大敵です。

 

にんにくに含まれるビタミンB群(特にビタミンB1)には、血行を促進させて代謝を促すことで乾燥しにくい肌をつくる働きを持っています。

 

こうした効果は美容やサプリメントの業界でも期待されており、入浴剤だけでなく、実際にアンチエイジングや健康維持のためにも活用されています。

 

さらに、にんにくにはビタミンB群のうちのビタミンEやビタミンCといった成分が含まれています。ビタミンEとCには、皮膚の新陳代謝を促進させて免疫力をあげたり、慢性疲労や冷え性を予防・改善させたりといった効果も期待できるため、これらもにんにく風呂が健康に良いと言われる理由です。

 

※ただし、アトピーは肌が傷ついている状態でもあるので、刺激として感じる可能性もあります。敏感肌の人も同じです。
※上記の効果を謳われていますが、すべての人にに効果があるとは言えません。

 

にんにく風呂を実践するポイント


にんにく風呂を実践する方法は決して難しくありません。

 

一般的な方法は、「生の皮をむいたにんにく1個をネットやガーゼで包んでそのままお湯に浮かべる」という簡単なものです。

 

ネットやガーゼがない場合は、ストッキングなどでもOKです。

 

注意するべきポイントは、にんにくを切ったり裂いたりしないことです。

 

にんにくは傷がつくとアリシンという強い独特の臭いを放つ成分が出るため、体に染み付いてしまう可能性があります。ただこのアリシンも、「動脈硬化の予防」、「風邪やウイルスへの抵抗力アップ」といった高い健康効果が期待できる成分です。

 

にんにく風呂としてではなく、料理などから普段の食生活で摂取することをオススメします。

 

丸ごと入れても臭いが気になる人は、1分ほどレンジで加熱処理をしたり5分ほど熱湯で茹でたりしてから入れると臭いを抑えられるので、ぜひ試してみてください。


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