黒にんにくの作り方
黒にんにくの作り方
黒にんにくは、普通の白いにんにくを熟成・発酵してできるにんにく料理の1つです。
色が黒くなるだけでなく、甘さが際立つ、栄養素の質が高くなる、といった変化が期待できます。
また黒にんにくに含まれるS-アリルシステインという成分はがん予防にも効果的だと言われており、近年ますます注目されています。
そんな黒にんにくですが、自宅にあるもので誰でも作ることができます。
ガスコンロで作る方法もあるのですが、ここで紹介するのはもっと簡単にできる「炊飯器を使った黒にんにくの作り方」です。
炊飯器を使った黒にんにくの作り方
さっそく完成までの手順を見ていきましょう。
- .乾燥したにんにくを丸ごとサッと洗う(水気はほとんど取る必要なし)
- スノコやザルを敷いた炊飯器に、新聞紙かキッチンペーパーに包んだにんにくを入れる(個別に包むのではなく複数個をまとめて包めばOK)
- 保温開始
- 色や固さなどの状態を見ながら10〜15日ほど保存状態を続ける(水が溜まっているようなら適宜取り除く)
- 10〜15日経ったら「黒くなっていること」と「中が少し濡れて程よい固さになっていること」を確認し、保温を解除する
- 包みから取り出して完成
炊飯器で黒にんにくを作る際の注意点が2つあります。
1つは、「普段お米を炊いている炊飯器は使わないこと」です。
説明したように、黒にんにくは完成までに2週間ほどかかるため、どうしても炊飯器に臭いが染み付いてしまうことになります。
その炊飯器でお米を炊いてしまうとご飯に臭いが移り美味しく炊けないので、気をつけましょう。
ネットなどで中古の炊飯器を購入するといいでしょう。
2つ目が「炊く時の水分・水気の管理」です。
初めの水分量が多すぎると炊き上げた時にベチャベチャとした黒にんにくになってしまいます。
反対に少なすぎると乾燥したカチカチの食感になるため食べることができなくなります。
また熟成中に炊飯器から出る水気も適度に拭き取るようにしましょう。
その水気がにんにくに染みて、必要以上に水気が多くなってしまう可能性もあります。
ここで紹介した作り方も参考にしながら、水の管理には十分気をつけるようにしてください。