にんにく卵黄とは?一般的な効果・効能、作り方のレシピを解説
にんにく卵黄とは?
健康を意識している人は、「にんにく卵黄」という食べ物を一度は耳にしたことがあると思います。
にんにく卵黄は、豊富な栄養を含んでおり高い健康効果が期待できるにもかかわらず、自分でも作ることができる食べ物です。
ここでは、にんにく卵黄についての知識を幅広くご紹介します。
にんにく卵黄とは?
にんにく卵黄が日本ではじめに作られたのは九州地方だそうです。
九州の中でも、特に鹿児島県では盛んに食べられていたと言われています。
全国的に広がったのは今も多くの人が愛用しているにんにく卵黄のサプリメントができてからでしょう。
インターネットの普及(ネット通販の普及)もにんにく卵黄の販売量増加や認知度向上に拍車をかけたと思われます。
にんにく卵黄は自宅でも作ることはできますが、しっかりしたものを作るとなるとほぼ丸1日かかります。
できればサプリを活用して手早く食べるのがオススメです。
にんにく卵黄の一般的な効果
さて、にんにく卵黄の効果についてですが、にんにく卵黄は「にんにく」と「卵黄」の栄養素のいいとこ取りをした健康効果の高い食べ物です。
期待できる効果としては次の3つがあります。
○血流をスムーズにする
○風邪やウイルス感染を予防する
○疲労回復・滋養強壮を促す
これらの効果は、普通のにんにくを食べることでも期待できますが、卵黄を混ぜることで相乗的な効果アップが期待できると言われています。
例えば、卵黄に含まれるレシチンやコリンといった成分には、動脈硬化や高血圧の予防効果があります。
そしてにんにくに含まれるアリシンという成分にも同様の効果が期待できます。
どの成分も互いの食材に入っていない成分であるため、「血液や血管を健康に保つ相乗的な効果」が期待できるというわけです。
にんにく卵黄をサプリから摂る場合でも自分で作る場合でも、食べ過ぎには注意しましょう。
にんにくが持つ殺菌作用がとても強いことや卵アレルギーの人が多いことから、食べ過ぎると腹痛や下痢といった副作用が起こるリスクもあります。
3つの期待できる一般的な効果の詳細
先程、記載した一般的に言われている3つの効果。
「血流をスムーズにする効果」
「疲労回復・滋養強壮を促す効果」
「風邪やウイルスへの免疫力を高める効果」
にんにく卵黄に含まれる成分とともに、それぞれ詳しく見ていきましょう。
血流をスムーズにする効果
にんにくと卵黄にはそれぞれに血液を健康に保つ成分が含まれています。
にんにくはアリシン、卵黄はレシチンがその成分です。
アリシンはにんにくの強い香りも元になる成分で、血液中に血栓を作らせない作用があります。
レシチンには血中のコレステロールを溶かすことによる動脈硬化予防の効果が期待できます。
つまり、どちらか一方だけを食べるよりも「にんにく卵黄」として食べることで、より高い血液をサラサラ効果が期待できるのです。
疲労回復・滋養強壮を促す効果
にんにくにはビタミンB1が豊富に含まれています。
ビタミンB1には糖をエネルギーに帰る働きがあり、疲労しにくい体を作ったり代謝をアップさせたりするために必要な成分です。
ただビタミンB1は、水溶性であるため調理の過程で失われやすい、人間の体に吸収されにくい、といった特徴を持っているためしっかり摂るのが難しい成分でもあります。
そこでにんにくに含まれるアリシンが活躍します。
ビタミン B1とアリシンが結合することでアリチアミンという脂溶性の成分に変化し、体への吸収率が高まります。
卵黄に含まれるレシチンやコリンにも、代謝を促して疲労回復を促す効果が期待できます。
さらにレシチンには、にんにくに含まれる脂溶性のビタミンEビタミンKの吸収率を高める働きもあることも、疲労回復・滋養強壮を促す効果の1つです。
風邪やウイルスへの免疫力を高める効果
にんにくには強力な殺菌・抗菌の作用があります。
その強さは、食べ過ぎると胃や腸の悪玉菌だけでなく善玉菌まで退治してしまうほどです。
菌を退治することで免疫力を向上させるために必要なNK(ナチュラルキラー)細胞が正常化・活発化し、風邪やインフルエンザといったウイルスへの抵抗力がアップします。
人間の体は疲労が溜まると免疫力が低下しますが、卵黄のレシチンやコリンの疲労回復・滋養強壮効果は、にんにくによる免疫力向上の効果をバックアップしてくれます。
※これらは書籍などで言われている体に期待できる一般的な効果であり、臨床実験や検証等に基づいたものではありません
家庭で作れる、にんにく卵黄の作り方レシピ
にんにく卵黄はお家でも簡単に作れてしまいます。作る際の、メリット・デメリットがコチラです。
メリット
・自分で味の調整もできる。
・自分でにんにくと、卵黄を選べて安心
・大量に作れて保存もできる
デメリット
・乾燥の時間があるので1日~3日かかる、手間もかかる
・作った後にはニンニクの臭いが充満する
やはり匂い問題というのは、にんにくを扱う際にはついて回るものですね。にんにくの匂いが「香ばしい」と思える方は大丈夫ですが、
近所ににんにくの臭いが苦手な方がいないか、確認したほうが良い場合もあるかもしれません。
にんにく卵黄のレシピ
材料は「にんにく」と「卵黄」のみ。量と割合はお好みですが
にんにく:卵黄 = 8:2
にんにく:卵黄 = 7:3
以上の割合で、調理している方が多いようです。
- にんにくの皮を剥く。 皮付きのまま茹でると取りやすくなります。レンチンもOK。
- 茹でたにんにくを潰す。フードプロセッサーでやるのが一番カンタンです。マッシャーでも可能。
- 中火で混ぜ続けて、ぐつぐつ白い煙がでたら、1~8時間煮詰める
- 一晩寝かして乾かす
- 細い棒状にして、包丁で切ったあと、形を丸に整える
- 風通しのよい日陰で、2~3日干す
※皮を剥く時にやけどに注意※
※時間はお好みです※
以上で家庭版:にんにく卵黄は出来上がります。
大量に作れるのでとても嬉しいものですが、食べ過ぎは禁物ですのでご注意ください