にんにくの調理

にんにくの調理

にんにくから栄養を摂りたいと考えている人は、つい「生で食べるのが一番いい!」と思ってしまいがちです。

 

しかしにんにくは調理を加える事で一層、栄養素や成分が増加する場合もあります。

 

ここではこうした情報も含めた調理における基本知識をご紹介します。

 

 

にんにくの調理における基本知識

 

にんにくは、刻んだり潰したりすることによってアリシンという揮発性のイオウ化合物が発生します。

 

にんにくを調理した時にツンと臭う原因がアリシンです。

 

アリシンは強い抗菌作用による免疫力アップや疲労回復、血液サラサラ効果などさまざまな効果が期待できる成分なのですが、調理を加えなければ発生しません。

 

生にんにくをすりおろしたり刻んだりすることで、元々含まれるアリインという成分がアリシンへと変化します。

 

にんにくから栄養を摂りたい人はこのアリシンの特徴についてぜひ知っておきましょう。

 

 

加熱したり油を使って加工する調理

 

そして、加熱したり油を使って加工したりすることもにんにくの栄養価を高めるために有効です。

 

加熱することによって生のにんにくのアリシンが持つ、強すぎる抗菌作用を抑えることができるため、胃や腸に優しく効果をもたらすことが期待できます。

 

また加熱することは、にんにく独特の刺激臭を軽減させることもできます。

 

「にんにくを食べると胃がもたれる」、「臭いがどうしてもダメ」という人は、フライパンなどで加熱調理をしてから食べることがオススメです。

 

さらに油に溶かす加工を加えることによって、アリインをDATS(ジアリルトリスルフィド)やアホエンという成分に変えることができます。

 

これらは、肝臓の解毒作用を高めたり、血栓を予防して血流をスムーズにしたり、といった効果が期待できる成分です。

 

近年では、がん予防に効果的とも言われています。

 

にんにくは油(オイル)やハチミツ、お酢などにつけておくことで保存することができます。

 

詳しくは「にんにくの保存方法」で解説しますが、保存した油やにんにくは色んな料理に使うことができます。

 

方法によっては1年近く保存できる場合もあるので、ぜひ試して見てください。


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